ーunconscious heart―
甘・・・甘過ぎる話しだと思います。私自身、書いてて吐きそうになりました←
そんくらい甘いです。
・・・こんなつもりじゃ無かったのにorz
全然大丈夫という人はどうぞ。
ーunconscious heart―
実らない恋・・・
うん、俺は今実らない恋をしている。何故そう決めつけるかって?決まってんだろ・・・俺の想い人は海賊でしかも一船の船長だ。かく言う俺も同業者で普通に考えたらお互い敵同士な訳でそれに加えて男同士ときたら馬鹿でも流石に不毛だと分かるだろう。あいつだって可愛い女が絶対好きに決まってる。・・・せめて俺も男に媚びを売る女みたいに少しでも愛想がよかったらちょっとは変わったかもな・・・・・・いや・・・今のは無し・・・何考えてんだ俺、ありえねーだろキモチワル。
「・・・何さっきから変な面ァしてんだ?」
急に目の前が赤で一杯になった。突然の事で俺は頭が回らなかった。何で今でてくるんだよ。このタイミングでくるかよ、普通・・・だって、たった今想ってた人が現れたのだから当然だ。誰だってそうだろ?いつもは回転の早い頭もこういう時に限ってうまく回ってくれない。そんな俺を尻目に赤は隣に座った。・・・近い・・・
「お前今日一人なのか?」
いつの間に頼んだのかウィスキーを片手にこっちを見る赤い二つの瞳。その瞳にマヌケな顔をした俺が映っていた。それがなんだか
気恥ずかしくて慌てて顔をそらしてしまった。
「・・・見れば分かるだろ。ユースタス屋・・・」
あぁ、なんて可愛いげのない事しか言えない口なんだ。もっと気の利いた事は言えないのか、俺のバカヤロウ。駄目だ顔合わせらんねェ・・・。ユースタス屋と会うといつもそうだ。自分が自分でなくなってしまう。そんな己の心に気づいて欲しいような欲しくないような、なんとも言えない心境になる。
‐―カラン‐カランッ―
心地好いグラスの氷の音が響く。
「・・・ンまぁ、俺もキラー達を置いてきたから一人なんだけどな」
そう言われてお互いのクルーが居ないのに今更ながら気が付いた。つまり二人っきり。どうしよう、そうだ・・・今・・・二人・・・っきりな・・んだ・・・
いつもなら何人かクルー達が居てまだ冷静でいられるけど今のこの状況はまずい。相手が近すぎて心臓の鼓動が伝わってしまうんじゃないかって思ってしまう。それ程までに俺は内心テンパっていて表情に出さないようにするのがやっとだ。
そんな俺をユースタス屋はどう思っているんだろう。
「・・・おい、話しかけてるんだから何か話せよ」
「命令するな」
相変わらず愛想の無いヤツだ。もっと愛想よくすりゃぁいいのに。つか、笑うって事すら分かんねぇんじゃねぇか?もう少しニコニコしてもバチは当たら無いと思うんだが・・・って男そもそも海賊に・・・まぁ俺もだが・・・言ってもしょうがねぇよな。その前に何でコイツの事考えてんだ俺。 別にほっとけばいい話しなのに。何故かそれが出来無い。普段の俺なら他人の事なんてどうでもいいと考えてるヤツだ。それがトラファルガーだとなんとなく気になってしまう。ひょっとして俺はコイツの事が好きなんじゃねぇか?
・・・・・・いや・・・馬鹿馬鹿しい。コイツは男だ。
男の癖に華奢な身体・・・
整った顔・・・笑ったらなお綺麗だろう
入れ墨の映える繊細な手・・・
よく考えたら元々、俺は最初から好きだったのかもしれない。つか好きっつー感情がしっくりくる。・・・我ながら、あっさりと答えを見つけ出せたもんだ。自分の単純な頭に感謝だ。
案外別に悩む程の事では無かったかもな。となれば、後はトラファルガーにどう伝えるか・・・だ。
なんだかんだでコイツ・・・
「・・・ニブそーだよなァ」
「・・・何かいったか?」
「んや、別に。」
空いたグラスを店のオヤジに差し出し、新たについで貰いながら隣に座る海の様に深い色をしたコイツを盗み見た。
ユースタス屋にどうしたら俺の気持ちに気づいて貰えるだろうか。
せっかく一緒に居るのに気の利いた事を全然言えないし、会話も続かない。きっと愛想の無い奴だと思われてんだろうな・・・。
なんだか精神的に泣けてくる。マジで情けない。
降下気味のテンションと緊張が手伝いありえない程のペースで酒を呷る。赤い瞳が心配そうに見ている。もう、どうにでもなれ・・・この状況から逃げられるならいい。
「おい・・・てめぇ飲み過ぎじゃねぇか?」
「・・・うるさい・・・構うな」
心配されると余計に辛くなるし、素直になれない自分に腹が立つ。さっさと当たって砕けてしまえばいいのに。根性無し・・・俺。
・・・ヤバい流石に飲み過ぎたか、眠いしクラクラする。このまま眠ればユースタス屋は帰るかな。その方が気が楽かも。
それに限界だ、色んな意味で・・・。
俺はそのままカウンターに突っ伏した。
・・・だから言わんこっちゃ無い。トラファルガーは完全に酔い潰れて眠ってしまった。飲み過ぎだっつたのに。これで風邪を引かれたら一緒にいた俺のせいみたいになるのはしゃくだから羽織ってたコートをかけた。こりゃ、暫く帰れねぇな。他のヤツだったらさっさと置いて帰る所だが。こう言うのも悪く無い気がする。
そう思えるのもトラファルガー限定な訳で・・・とことん俺はコイツにベタ惚れらしい。そっと頭を撫でてやると自然と顔が緩んだ。
早く俺の気持ちが伝わればいい。
どのくらい眠っていたんだろうか・・・。目を覚ますと・・・
「おぅ、起きたか」
ユースタス屋がまだ隣に居た。しかも俺の肩にはユースタス屋のコートがかかっていて・・・夢を見るんじゃないだろうか。寝起きのボーッとした頭でそんな事を考えているとユースタス屋が呆れた様にこう言った。
「ったく、テメェ医者の癖に飲み過ぎだろ」
風邪引いたらどうすんだ・・・って言っている言葉は聞こえなかった。何でユースタス屋がまだここに居るんだとか、どうしてコートがかかっているんだとか頭の中がその事でぐるぐる回っていた。なんだ、コレ・・・期待してしまう・・・。なんでこんな・・・良くしてくれるのか分からない。
「なんで・・・」
「ンあ?」
「なんで、まだ居んだよ。・・・コートもなんで・・・」
すると、目の前の赤がとんでもない事を言った。
「・・・いや、なんでっつわれても・・・・・・好きだから・・・傍に居たかった」
いや、嘘・・・は、ちょっと突然過ぎて頭がついてけない・・・
「テメェが好きだから構いたくなるし、気になる。そんだけだ。」
顔が嫌でも赤くなっていくのがわかる。なんでこう容易く気持ちが伝えられるんだ、ユースタス屋は・・・俺はなかなか言う事ができずに悩んでたと言うのに。・・・悔しい。なんだか悩んでたのが馬鹿みたいだ。
でも、酔って都合のいい夢を見てるんじゃ・・・だったら痛過ぎる。
「本気・・・で言ってんのか」
思わず声が上擦ってしまった。これで冗談とか言われたら泣けるぞ。
「本気もなにも俺は冗談でこんな事言わねぇ。嫌だったらそう言ってくれてかまわねぇよ。」
でも、そのくらいじゃ諦めねぇけどな・・・
そう言ってユースタス屋は笑った。その笑顔が格好良すぎる。ますます顔が熱くなってしまう。俺も伝えなきゃ、伝えなきゃいけないのに言葉がでてこない。
「・・・なぁ、返事・・・聞かせてくれよ」
・・・トラファルガー・・・
「ー-ッッツ」
甘くて低いテノールの声が俺の耳に入り込む。反則だろ・・・こんなの。なるべく顔を見られない様に下を向き帽子を深くかぶって深呼吸をして口早に言った。
「っ・・・言っておくけど俺の方が先にテメェの事好きになったんだからなッッツ」
恥ずかし過ぎて死ねる。絶対、顔見せらんねェ。
「トラファルガー・・・こっち向いて」
「・・・嫌だっ」
「・・・ょっと」
「ちょ、うわっ」
いきなりユースタス屋にひょいと身体を持ち上げられて膝の上に座らされて顔が見える様に正面を向かされる型になった。目の前にはユースタス屋の顔があり、赤くなった顔をジッと見つめられて羞恥心に堪えられなくなり、思わず泣きそうな顔になる
「-ッッツ、こっち見んなっ」
そう言ってまた俯いてしまった。
ユースタス屋に見られたくない顔を見られてしまった。慌てて顔を逸らしたけどバッチリ見られた訳で・・・最悪だ。未だにジッと見つめてくる二つの赤い瞳の視線を嫌でも感じてしまう。本当に止めて欲しい。
「いい加減、降ろせ・・・」
「じゃあ、ちゃんと顔見せろ」
-ーッッツ
しぶしぶ顔を上げると・・・
唇に触れるだけのキスをされ、ーチュッ-ーと可愛いらしいリップ音を鳴らしユースタス屋の顔が離れた。
「なっ、・・・いきなり何してんだっ、バカスタスッッツ」
悪戯が成功したようなガキみたいにクスクス笑いながら、頬に手を添えられた。そして再び顔が近づいてきたかと思ったら耳元でー愛してるーと囁かれた。もう、本当に何も言葉が出てこない。俺はただしがみついて頷く事しか出来なかった。
幸せだ。
こんな幸せな気持ちになったのはいつぶりだろうか・・・
この幸せがいつまでも続けばいい。
いつまでも
お前の傍に居るから
繋いだ手を離さないでいて
泣き顔も
その笑みも
いつまでも分け合って
悲しみは半分に
喜び幸せ倍にしていこう
今日
明日
明後日
歳をとっても変わらない
二人いつまでも
end.
・・・ローさんが・・・乙女、乙女すぐるッッツ←
キッドの頭も甘・・・甘すぐるッッツ!
自分で書いたら全然、萌えなかったよ・・・←
何かもう少し格好いい感じにしたかったのに・・・
あっ、ちなみに最後の方はソナポケの歌詞を拝借いたしました。
こんなゲロ甘で終始ぐだぐだな小説を最後まで読んで下さった皆様ありがとうございますっ
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